子供が言うことを聞いてくれない・・・癇癪をおこすし、もうウンザリ!
苦しい・・・ 上司がキツイのは、私が悪いからなのかな・・・
なんとかしなくちゃだけど・・・ どうしたらいいかわからない・・・!
人間は、一人ぼっちでは幸せになれません。
でも、いろいろな人がいるから、ガマンしたり、嫌なことでも受け入れたり、不安や心配を抱えたまま付き合わなきゃいけないのはとてもツライことです。
人間関係は、あなただけの問題ではありません。
人間関係は、あなただけの責任ではないのです。
相手の行動を受け入れなくてもいい、我慢しなくてもいいのです。

こんにちは。
私は、案内役のKiitoです。
4人の子供を子育て中のパパです。仕事では、会社の役員。お客様先では、コンサルタント。地域では、学校と保育園で、それぞれ家族会の役員を掛け持ちしています。
じまんじゃないけど、人間関係はとても複雑です。
普段は地域の長老やご意見番、学校の先生やお父さんたちお母さんたちが、あれはどうこれはどうだと大忙し。選挙前になると政治家さんたちがお見えになります。
この記事をお読みになっているということは・・・
あなたは今まさに人との付き合い方に悩んでいて、「私の何が悪いんだろう・・・」とツライ気持ちかもしれません。
「あの人は、あの子は、なんであんなことをするのだろう・・・」と無力感を感じているかもしれません。
そんな時は、人とともに幸せになる心理学「アドラー心理学」をおすすめします。
目次
人は幸せになるために生きている
アドラー心理学を日本に紹介した野田俊作は、
人間は不完全なままで幸福になれる
そのためには人々のために自分にできることをする
そうして自分の周囲の人々が幸福になったときに、自分も幸福になれる
そのための理論(考え方)と技法(やり方)がアドラー心理学である
野田俊作
と表現しました。
アドラー心理学は、
- 人は幸せになるために生きている。
- 人は人といっしょに幸せになる。
- そのための考え方(理論)がある。
- そのためのやり方(技法)がある
という心理学なのです。

誰かを理解するには、その人の行動の目的を理解しなければならない
人は、「目的」を達成して幸せを感じるために「行動」します。
人間が幸せを感じるには、何が必要でしょう?
仕事での成果?お母さんからのケア?仲の良い友達?甘えられる恋人?良い点数や評価でしょうか?
このように「人間は、幸せになるために【なにか目的を達成しようと行動】します。」
癇癪を起こす子供 も あなたに理不尽を押し付ける上司 も誰もが「目的」を達成して幸せを感じるために行動しているのです。
自虐的な行動でさえ、それによって納得や安心・誰かからの注目を浴びるなどの「行動によって得たい目的」があります。
目的がわかれば、行動の理由がわかる。
⇒行動の理由がわかれば、対処できる。
アドラー心理学用語【目的論】:人間の行動には目的がある。
※詳しくは、目的論をごらんください。
行動の目的を知るための3ステップ
ステップ1)行動の相手役を特定する
なぜその行動をその相手に選択したのか。
行動の結果として何を得て、何から避けることができたのでしょうか?
『目的』を知るために、問題行動のターゲットとなる相手役を特定しましょう。
どんな時にその問題行動を起こすでしょうか?
誰といる時に問題行動を起こしますか?
_YESかNOを選び、YESであるならその人の名前を書きましょう_⇒紙に書き出しましょう
特定の何かをしている時に問題行動を起こしますか?
_YESかNOを選び、YESであるならその特定の何かの名前を書きましょう_⇒紙に書き出しましょう
たった一人の時でしょうか?
__YESかNOを書きましょう____________⇒紙に書き出しましょう
問題行動を起こすときの相手は誰でしょうか?
他の人の前だとないけど、あなたの前ではありますか?
_YESかNOを選び、NOのときはその人の名前を書きましょう_⇒紙に書き出しましょう
周りに人がいる時に限って、あなたに問題行動を起こしますか?
_YESかNOを選び、YESのときはどのような人が周りにいるときか書きましょう_⇒紙に書き出しましょう
あなたではない、自分自身に対しての行動でしょうか?
_YESかNOを選び、NOのときはその相手の名前を書きましょう_⇒紙に書き出しましょう
ステップ2)相手役の気持ちを考える
問題行動に対する相手の気持や受け止め方を見つめることによって、問題行動を起こす本人の目的を知ることができます。
なぜなら、相手のリアクションにこそ、彼の目的が色濃く反映されるから。
相手はどんな気持ちになっていますか?下記から選んでください。
手がつけられなくて、もう嫌だ・どうしようもないと「無力感」を感じていますか?
_YESかNOを選びましょう_⇒紙に書き出しましょう
イライラしていたり、ムカムカしていますか?
_YESかNOを選びましょう_⇒紙に書き出しましょう
叩いたり捕まえたくなったりしていますか?
_YESかNOを選びましょう_⇒紙に書き出しましょう
自尊心が傷つき、悲しい気持ちでしょうか?
_YESかNOを選びましょう_⇒紙に書き出しましょう
ステップ3)行動の目的を考える
ステップ2を振り返りながら、あなたの感情にあった部分を見てください。
目的 ①
相手の行動に対して、「手がつけれなくてもうイヤだ」「どうしようもない」と無力感や虚無感を感じましたか?
そのようなときの相手の行動の目的は、相手に【自分自身のどうしようもなさや自信のなさ】、【自分自身が無能力である】と伝えることが目的と考えられます。
目的 ②
相手の行動に対して、イライラしたりムカムカしたりしましたか?
そのようなときの相手の行動の目的は、【相手の注目を引きたい関心を引きたい】と考えられます。
目的 ③
相手の行動に対して、叩いたり捕まえたくなったりしましたか?
それは、相手の行動の目的は、【あなたに競争を仕掛けている】と考えられます。
目的 ④
相手の行動に対して、あなたの自尊心が傷つき悲しい気持ちになったでしょうか?
それは、相手の行動の目的は、【あなたへの復讐・仕返し】であると考えられます。あなたの身に覚えがなかったとしても、相手には、精神的な面であったり身体的な面であったり、家庭や仕事の中での立場であったりいつの間にか積み上げられた復讐心があると考えられます。

相手を変える!パターン別:行動を改善する方法
相手の目的がわかったことで、やっと対処方法がお伝えできます。
目的がわかると正しい対処ができます。
※複数の目的が考えられるときは、それぞれの対処方法のいいとこどりができるような工夫が必要です。
「自信を失って自暴自棄になっている」問題行動
自信を失って自暴自棄になっていて、【相手に自分自身の無能力感を伝えたい】【相手に自分自身への自信のなさを伝えたい】という目的を持った問題行動の対処法です。
相手は自信をなくして自暴自棄になっているのですから、相手の自虐的な行動に対処すると言うよりも相手を勇気づけてあげる、平たく言うと良いところを見つけて率直に褒めてあげるということが大切になります。
自虐的な行動に対してよりも、満たされない心に対処するべきです。
自虐的な行動は、いったん受け止めてあげて、相手の自尊心を満たしてあげるのです。
そうすることで、少しずつ心が整ってきます。
まずは、自分自身を大切にできる、それくらいまで、あなたには価値がある素晴らしい部分があるというのを伝えてあげるこれが問題行動を改善する対処法です。
「相手の気を引きたい」ための問題行動
あなたをイライラさせ・ムカムカさせ・ひとこと言いたくなるそんな【相手の気を引きたい】という目的を持った問題行動の対処法です。
その人には、自分に関心を向けて欲しい・自分に注目してほしいという目的があります。
相手があなたにとって大切な存在の時
もしもあなたがその人を大切に思うのであれば、イライラした気持ちをぶつける事はやめましょう。
その代わりに、そんなふうにしても「私はイライラしないよ」「怒ったりしないよ」と言う態度で普段どおりに過ごすのが良いでしょう。その上でタイミングをずらして、いつにも増して声をかけてあげたり、相手のことを大切に思っているし、気にかけている、尊重している、ということを伝えてあげましょう。
あなたの関心が得られていると感じることができれば、あなたに関心を持ってもらい注目していてもらうための問題行動をやめます。
だって、そんな相手の嫌がることをしなくても、あなたからの関心を得ることができるのですから。
相手のあなたへの関心を迷惑に感じる時
ハラスメントとやストーカー化への前段階と呼べる状態かもしれません。
そのような場合は、あなたがやり返したり無視しようと思っても、相手は自分へリアクションしてくれたことで目的を達成したと感じるでしょう。
目的を達成したと感じれば、より好意的なリアクションに変化させようとして、さらにあなたへのアクションを強めます。
強烈なハラスメントとなったり、ストーカーのようになったり、とても危険です。
一人で悩まず、第三者に相談することが必須です。
「復讐や仕返し」のための問題行動
相手から嫌がらせや悪口陰口、粗暴な態度をとられてあなた自身が傷つけられたとかなんとも嫌な感じを受けたとしたら。
その相手の問題行動は、あなたに対しての復讐であったり仕返しであるかもしれません。
あなたにとって身に覚えのないことであっても、相手にとっては積年の恨みであることも。
相手があなたに復讐してきているときに、あなた自身が1人で打開しよう対策し、対応しようと考えるとかえって話がこじれることが多くあります。
相手は実力行使をしてきているのです。あなた自身が復讐にの原因が身に覚えがないのにどのように適切な対策を取れるでしょうか?
相手が自分の子供であっても、伴侶や他の姉妹の手助けが必要かもしれません。最悪なのは、仕返しや復讐の応酬になることです。
会社員の同僚や近所の人が相手だとしたら、やはり第三者に介入調停してもらうことをオススメします。
自分の子供でも伴侶でも他人であっても、すぐに仕返しや対応、無理矢理の話し合いの場を持とうとするのではなく、時間をかけて外堀から埋めるように誤解を解いていく、意見の隔たりを埋めていく、心の距離を縮めていくそのような対応が求められます。
「相手を敵や競争相手と考えている」から問題行動
相手があなたに競争や権力闘争を仕掛けてくる時、どのように対応すればよいでしょうか?
相手は、自分の自尊心やプライドをかけて「私の方がすごいんだ」とアピールをしているのです。
あなたは、真正面から受け止める事はやめておきましょう。
心の中で叩きたくなったり怒りたくなったり捕まえたくなったりしていたとしても、表情に出さずできるだけ穏やかに空気がさめるのを待ちましょう。
今そこで問題になっていることが、相手の自尊心を満たすただ唯一のコトではありません。
他のシーンでは、相手を立てたり、称賛したりしてあげましょう。
「私の知らないことを知っていてすごいね」「私のできないことができてすごい」「教えてくれてありがとう」「助けてくれてありがとう」というふうに、お互いは競争相手ではなくて協調する相手だということを少しずつアピールしていきましょう。
アドラー心理学が誤解されがちな5つのポイント
アドラー心理学の成り立ち
アドラーは「人はどうすれば幸せになれるのか」を考え、多くの論文や著書を出し、多くの講演も行い、現在のアドラー心理学の方向性を決める様々な思想を提示しました。
アドラーの残した知見は、幅広く奥深かったけど、誰もが理解することができるような体系化されたものではありませんでした。
そこでアドラーの死後、ハインツ・アンスバッハー、ルドルフ・ドライカースというアドラーの弟子たちが、アドラーの思考を引き継ぎ、理論化(アンスバッハー)と定式化(ドライカース)を進めました。
そこからさらに、ケフィール、ピュー、デューイ、野田俊作など多くの知見・知恵・アイディアが積み重なり現在まで発展し続けています。
アドラーが始めた心理学だから、「アドラー心理学」と呼ばれているのであって、今あるアドラー心理学の理論やアプローチなどの多くはアドラーの死後、アドラーの考えを発展し共有されたものです。
たとえば、「課題の分離」は野田俊作が提起した言葉です。